旭川浴場組合(熊谷清志組合長)は「銭湯」のノボリを作り、二十九組合員に配付した。ノボリは青地と赤地それぞれ一枚ずつで、「銭湯」の文字が大きく描かれている。青地のものにはペンギンが風呂に入っているイラスト、赤地には手ぬぐいと桶が描かれている。

 また、希望者には別途「公衆浴場」の文字が入ったものも製作した。

 組合長の熊谷さんは「銭湯の利用客は、かつてと比べると、ずいぶん少なくなっています。そこで店の前を少しでも賑やかにして、お客さんを呼び込みたいと思い、例会で会員にはかったところ了解を得られたので、早速発注し、二月下旬にできあがってきました。これを見て、ちょっとでもお客さんが増えてくれると私たちも元気が出るのですが」と期待を込めて話す。

 平成に入ってから、同組合がノボリを製作したのは、組合創立百周年を迎えた平成八年以来。「これから、目新しい事業にどんどん取り組んで、市民のみなさんに銭湯の良さを売り込んで行きたい」と熊谷さんは笑顔で語る。