親子サバイバルキャンプが六、七日の二日間、東神楽町忠栄のボーイスカウト旭川地区野営場で開かれた。日本ボーイスカウト道連盟旭川地区協議会が、日頃の訓練の一部を一般の子どもたちにも体験してもらおうと初めて企画した。

 キャンプには旭川市内と東神楽町内の小学一年生から四年生までの二十九組八十二人が参加(うち保護者三十八人。小学六年生と幼稚園年長組も各一人)。同協議会の指導者三十人ほどが、子どもたちをサポートした。

 参加した子どもたちはオリエンテーションを受けた後、大人たちと一緒にテントを設営。ともに一泊二日の時間を過ごす仲間としての意識を高めるため クイズをしたり、少ない道具を互いに譲り合いながら紙コップを使ったUFOを作った。夕飯はお湯をかけただけで簡単にご飯ができるアルファ米と、豚汁とニ ジマスの塩焼きを賑やかに食べた。

 日が落ちた後、花神楽温泉までの暗いサイクリングロードを恐る恐るハイキングして就寝。翌朝は木の枝にホットケーキの生地を巻いてツイストパンを作った。ブルーシートのプールや竹筒の水鉄砲を作ったりして楽しんだ後、解散。 

 幼稚園年長組の坂本櫂人君(5)は「お父さんと初めてキャンプしました。楽しかった」と笑顔だった。