旭川市出身の歌人・加藤千恵さんの講演会「短歌と小説~57577から広がるもの~」が九月十日(土)午後一時半から、中央図書館二階視聴覚室で行われます。同館の主催。

 東京在住の加藤千恵さんは一九八三年(昭和五十八年)に旭川市で生まれ、旭川北高在学中に創作活動を開始。「殺し合う必要のない国にいて人を待っ てる駅ビルの前」「『燃やすとき公害になる』補聴器の電池を抜いた入棺のとき」などの作品を収録した処女短歌集「ハッピーアイスクリーム」を〇一年(平成 十三年)に上梓し、注目を浴びました。現在は短歌だけでなく、小説やエッセイ、雑誌連載など多方面で活動しています。

 講演当日は短歌についてのほか、自らの読書体験や執筆活動も語る予定です。定員百二十人、入場無料。問い合わせは中央図書館(TEL22―4174)まで。