旭川の歴史的建物の保存を考える会(代表・川島洋一東海大学芸術工学部教授)が二十五日(日)午前十時半から、旧宮北邸(九ノ十一)=写真=の見学会を開きます。同会は、この建物を北彩都のシンボル施設として再利用することを市に提案する予定で、そのための見学会です。
旧宮北邸は一九一五年(大正四年)頃、木材業の宮北秀吉氏により事務所兼住居として建てられた石造の洋風建築です。現在は市が所有していますが、活用されずに傷みが進んでいる状況です。同会では内部を小規模の美術館や文学館、郷土博物館などに利用できると考えています。
当日は、代表の川島さんが旧宮北邸の歴史的建物としての評価などを解説します。その後、参加者とともに、北彩都のシンボル施設としての利用について考えます。
参加は無料。雨天決行です。問い合わせは同会(TEL34―6900・留守番電話にて対応)まで。