フィール旭川(一ノ八)が十六日、グランドオープンし、全館の営業がスタートした。

 同ビルは約三カ月前の六月二十四日、ジュンク堂書店や薬局のセイジョー、ファッション関連のテナントなどが入居、ファーストオープンしていた。

 この日、オープンセレモニーが始まる午前九時ごろには、関係者や市民らで正面入口前には幾重もの輪ができた。

 西川市長は「フィール旭川は中心市街地活性化計画の中核施設で、市の施設も入居しています。皆さんに愛される施設となり、多くの市民の皆さんにフィール旭川を利用していただきたい」と挨拶した。

 六、七階には市の子ども遊戯場や国際交流センター、消費生活センター、シニア大学などが、八、九階にはコールセンターが入居。五十八だったテナントも七十に増やし、店舗の充実を図った。

 オープニングに先立ち、子ども遊戯場を「もりもりパーク」と命名した市内在住の主婦・菊地真由美さんに西川市長から賞状などが渡された。

 同ビルを所有する極東証券(本社・東京)の投資銀行本部投資開発グループの沼田隆氏は、あさひかわ新聞の取材に対して「テナントはレディスファッ ションが中心ですが、子どもたちや親子連れで楽しんでいただける施設も多くありますので、たくさんの市民にご利用していただき、身近なテナントビルとして 愛されるよう努力したい」と語った。