旭川地区トラック協会(窪田明規夫会長)が一日、忠和公園で植樹を行った。

 運送という業種はCO2の排出が避けられず、トラック業界では全国的に環境対策の取り組みを行っている。旭川地区トラック協会でも例年植樹を行っ ており、〇八年(平成二十年)には東光スポーツ公園にサクラやツツジを、〇九年には旭山公園にアカエゾマツを、一〇年には永山中央公園にコブシやハルニレ などを植えてきた。

 今年は協会の関係者ら子どもを含む四十人が参加。忠和公園のパークゴルフ場に沿って、エゾヤマザクラ六十六本、百万円相当を植樹した。樹齢十年ほどの木で、来春には花を咲かせる見込みだという。

 窪田会長は挨拶の中で最近の台風による水害などに触れ、「一見すると自然災害のようだが、地下鉄構内への浸水など、やはり人の手が関係していることを考えれば人災という側面もある。この植樹を通じて今一度、自然との共生を考える日にしたい」と話した。