泊原発の廃炉を目指す会の共同代表、北海道大学名誉教授・小野有五さんの講演会が十三日(木)午後七時から、勤労者福祉会館で開かれます。市民グループ、チーム「今だから」の主催。
小野さんは、地球生態学、環境地理学、景観生態学が専門の地理学者です。一九九〇年から、北海道の自然保護に深く関わり、千歳川放水路計画を中止に追いむ活動で中心的な役割を果たしました。
「泊原発を止めたら、北海道の冬の電力が逼迫する」という情報が流れています。泊原発がなくなると、本当に道民は凍える生活を送らなければならないのか、科学的なデータからそのウソを明らかにします。
廃炉を目指す会の呼び掛け人には、作家の雨宮処凛や池澤夏樹、小熊秀雄賞詩人の花崎皐平らとともに、あさひかわ新聞に「北の自然保護」を連載執筆している大雪と石狩の自然を守る会の寺島一男代表も名を連ねています。
同会は、泊原発を止めるために千人規模の原告団を組織し訴訟を起す準備を進めています。
講演会の参加費は、資料代として五百円。問い合わせは、こども冨貴堂(℡25―3169)、きっちんらいるの松下さん(℡080―5582―4346)へ。