この春に結成した金管十重奏のバンド「旭川ブラスコネクション」(ABC)の初コンサートが十二日、旭川市市民活動交流センターで行われた=写真。
旭川出身で東京の国立音大で学んだ角雅晃さん(24)が、小学校時代の音楽仲間でバンドを作りたいと結成。道教育大岩見沢校で音楽を専攻する学生たちなども加わり、ファーストコンサートが実現した。
バッハなどのクラシックをはじめ、グリーンスリーブスなど耳に馴染みのある曲も演奏した。二度のアンコールに応えて演奏したのは、ジャズアレンジのダニーボーイとブラジル音楽のティコ・ティコ。若さと上品さを兼ね備えた演奏に、客席から惜しみない拍手が送られた。
コンサートを聴きに来ていた旭川凌雲高の陣内葵さん(二年)は、「吹奏楽部でトランペットを担当しています。以前、十一人での編成に挑戦しましたが、上手く行きませんでした。ABCは一人ひとりの演奏技術が高いと感じます。すぐには真似出来ませんが、ぜひ今後の参考にしたいです」と感想を話した。
ABC代表の角さんは、初のコンサートを終えて「最後まで吹き切れ、またたくさん入ってくださったお客さんの反応もよくて、最高の演奏会でした」と満面の笑顔で手応えを話していた。