オサラッペ・コウモリ研究所(代表・出羽寛旭川大学名誉教授)が「あさひかわコウモリ地図」を刊行しました。

 同研究所は、旭川大学の出羽ゼミナール時代に、出羽教授と学生たちが取り組んだコウモリ研究を継続する目的で、教授が退職後に設立しました。メンバーは出羽代表を含めて三人です。

 これまでに旭川地域で確認されている十二種類のコウモリを「森のコウモリ」「市街地や農耕地のコウモリ」「公園や神社のコウモリ」「洞窟をねぐらにするコウモリ」「水辺のコウモリ」に分けて、旭川と近郊の地図上に生息ポイントを紹介しています。

 また、ウサギコウモリ、キクガシラコウモリ、カグヤコウモリなどの見分け方をイラストを使って解説しています。その他、「コウモリの生活」「コウモリの体の仕組み」などの細かな情報も満載です。

 自然保護活動を支援する前田一歩園の助成を受けて刊行し、市内近郊の小中学校、高校や大学、公民館に配付します。

 出羽代表は、「環境教育や野外教育の資料として利用してもらえればと思います。依頼があれば、コウモリの映像や標本を持って出前講義に参ります」と話しています。

 一部三百円で、こども冨貴堂(七条買物公園)、ギャラリープルプル(同)で販売もしています。問い合わせは出羽さん(090―6267―6521)へ。