学校図書館補助員について知る集いが十六日(土)午後一時半から、中央図書館(常磐公園内)で開かれます。旭川の学校図書館を考える会(市川詔子代表)の主催。
学校図書館補助員は、単なる貸出・返却の業務にとどまらず、学校の授業を理解する手助けとなるような本の提案、特集コーナーの設置や陳列の工夫などを行う職員です。補助員の配置により、貸出図書数が七~十倍にもなるなど、子どもたちの読書意欲は確実に向上しています。
考える会は、市内すべての小中学校の図書館に司書を配置しようと活動しています。旭川市は〇五年から小中学校に補助員の配置を開始し、現座では八十四校中五十一校に配置されるまでになりました。
当日は、補助員が日々どのような業務にあたり、どのような工夫をしているか、実際に補助員として勤務する三谷智恵子さん(愛宕東小)、大友由美さん(東明中)、蒔田聖子さん(北星中)の三人が話します。大人ではなく、子ども同士で本を紹介し合う取り組みなど、実例をあげて話す予定です。
代表の市川さんは「学校図書館補助員は現在、一日四時間、週五日の勤務ですが、その時間内では足りない量とレベルの仕事をしています。司書の有資格者もそうでない人も、日々勉強と努力を重ねています。補助員について知っていただき、ぜひ実際に学校図書館にも足を運んで見学してほしいと思います」と話しています。
入場無料。誰でも聴講できます。問い合わせは市川さん(TEL34―3333)へ。