常磐公園の四季をテーマにした写真展「水辺の詩(うた)」が中央図書館(常磐公園内)の二階ミニギャラリーで開かれている。
市内在住のアマチュアカメラマン、佐野正俊さん(63)の作品。冬の千鳥が池でオジロワシがコイを捉えるシーンや、野生化したと思われるミンクの姿など、常磐公園で撮影した写真二十六点を展示している。
佐野さんは十八年前から常磐公園で撮影を始めた。一九九五年(平成七年)に中央図書館が発行したモノクロの冊子「常磐公園ガイドブック」を見て、カラー写真だったらもっと良いのにと思ったのがきっかけだという。撮り貯めた写真をアルバムにし、子どもたちが通った公園近くの保育園に贈るなどしてきた。
診療放射線技師として勤務する森山メモリアル病院内に常設展示しているが、個展の開催は初めてだ。以前は毎日のように常磐公園で撮影したが、最近は週に二、三度。それでも年間四~五千枚ほど撮影するという。
佐野さんは「こうして皆さんに見てもらうことが出来て、今後の励みになります」と初の個展開催の喜びを話している。
二十九日まで(二、九、十七、二十三日は休館)。問い合わせは中央図書館(TEL22―4174)へ。