ボーイスカウトと共にキャンプを通じて防災意識やサバイバルの知識を学ぶ「親子で挑戦サバイバルキャンプ」が十一日から二日間、ひがしかぐら森林公園にあるボーイスカウト旭川地区野営場で行われた。

 参加したのは十四家族三十七人。子どもは小学生が中心で自分たちで土を掘ってかまどを作り、炊飯やニジマスの串焼きなど夕飯作りに取り組んだ。また、三角巾を使った救急止血法や添え木を使ったギプスなど、いざというときの応急手当を学んだ。

 昨年の東日本大震災を機に市内約百五十人が所属する旭川地区のボーイスカウトが自分たちが出来ることで地域に貢献しようと企画した。「大袈裟なサバイバルとは言えないが、野外で生活することで心構えを養えれば幸い」とスタッフは話す。

 夕食後はキャンプファイヤーが行われ、翌日はロープをつたって渡るモンキーブリッジや親子工作を楽しんだ。