石狩川を溯上して、故郷の旭川に帰って来たサケを語るシンポジウムと、その姿を見るウォーキングの集いが二十一日(日)、神楽市民交流センター(神楽三ノ六)と忠別川河川敷で開かれます。さけサポーターの会(大雪と石狩の自然を守る会)の主催。
守る会が「石狩川にこそサケを」と呼びかけて、家庭や学校で飼育したサケの稚魚を放流して二十九年。三年前からは、水産総合研究センター北海道水産研究所が、合計五十万匹の稚魚を放流しました。昨秋、それらのサケたちが旭川まで溯上して来て群れをなして泳ぐ姿が市民を喜ばせました。
午前十時から、センター内の神楽公民館講座室で、「サケふるさとの川へ帰るシンポジウム」。小林哲夫さん(元水産庁さけます孵化場長)、山田直佳さん(日本釣振興会北海道地区支部)、寺島一男さん(大雪と石狩の自然を守る会)の三人が講師を務め、サケについて学びます。
午後一時半からは、忠別川の旧神楽橋まで歩き、三年、四年の長旅を終えて、はるばる帰って来たサケの姿を探します。散策に向く服装と長靴、双眼鏡を持っている人は持参を。
参加無料。定員は受付先着順で六十人。シンポジウムとウォーキング、どちらかだけの参加もOKです。申し込みは、神楽公民館お試し講座(TEL61―6194)へ。問い合わせは、寺島さん(TEL65―1940、メール・tera2112@potato.ne.jp)まで。