飴細工職人・紙芝居師の小笠原豊さん(49)が二十六日、飴細工専門店と駄菓子屋「なつかし屋サクラ堂」を、たいせつ農産物直売所内(東鷹栖一ノ三)にオープンした=写真。

 小笠原さんは、旭山動物園での実演販売(四月から十月まで)や全国各地のイベントで飴細工を披露している。

 「親子三世代で楽しめる場所にしたいんです。三、四年前から『いつかお店を』と思っていたので、色々な縁で、やっと実現しました」と小笠原さん。

 店内には、定番の駄菓子や小笠原さんの飴細工、五十代、六十代の人が思わず「懐かしい」と呟いてしまいそうな、デッドストックの雑貨も並ぶ。

 「この店を発信基地に、飴細工、ヨーヨー、紙芝居などのワークショップも企画したい」と夢を膨らませる小笠原さん。「僕のベースは実演販売。店にいる時は腕を振るいますよ」と店舗限定の三百円で飴細工を目の前で作ってもらうこともできる。

 直売所には、この時期も地元東鷹栖産の雪ノ下ダイコン、ハクサイ、キャベツ、ホウレン草、小松菜などが並ぶ。安心・安全な地元の野菜と、昔懐かしい駄菓子のコラボレーション、素敵な空間だ。

 営業時間は午前十時から午後五時まで(五月から十月までは午後六時まで)。月曜定休。