日本と海外との貿易振興についての事業や、開発途上国・地域に関する研究をしているJETRO(ジェトロ・日本貿易振興機構)の旭川相談窓口開設を記念する式典が二十四日、ロワジールホテル旭川で開かれた。

 ジェトロは道内の農産物などを海外に輸出にする支援をおこなうため、ジェトロ北海道を今年四月、札幌市に開設し、旭川や函館、帯広の三市にも相談窓口を設けた。

 ジェトロの石毛博行理事長は「ジェトロは将来、農水産物の輸出額を一兆円にする目標を持っている。この額はフランスのワイン輸出額にほぼ匹敵する。七月には旭川で海外のバイヤーを招いて商談会を開催する予定だ。旭川地域はメロンやアスパラなど高級農産物の産地として、また国内五大家具生産地として知られている。海外で活躍する企業を支援していきたい」と話した。

 ジェトロの旭川相談窓口は、旭川商工会議所内・アドバイザーの栗澤さん(TEL29―1911)へ