旭川の家具と海外とを結ぶ国際家具デザインフェア旭川(IFDA)2014のメイン事業、国際家具デザインコンペの作品募集が六月から始まった。

 IFDAは一九九〇年から三年に一度開催され、来年で九回目を迎える。デザインコンペには世界から多くの応募があり、前回の二〇一一年は、世界三十六カ国・地域から八百九十九点の応募があった。応募作品はカンディハウスをはじめ旭川の家具メーカーによって製品化されるなど、「家具のまち・旭川」を世界に発信する国際イベントだ。

 十日に開いた記者会見で、開催委員会会長の長原實カンディハウス相談役は「応募作を旭川の優れた職人の手で商品化できる可能性もある。また、交流を通じて協力関係を築けていることも世界の家具市場に有意義なこと」と話した。

 公募期間は六月一日(土)から十一月三十日(土)まで。木製家具に限り、対象は個人・グループ・企業いずれも可。審査員は、川上元美審査委員長(デザイナー・東京)をはじめ、深澤直人(同)、織田憲嗣(東海大学芸術工学部特任教授・旭川)、長原会長、ニルス・ホルガー・モーマン(デザイナー・ドイツ)ら七人。

 入賞は、最高賞のゴールドリーフ賞(賞金三百万円)が一点、シルバーリーフ賞(百万円)一点、ブロンズリーフ賞(三十万円)五点、メープル材を主材料とした作品に与えられるメープルリーフ賞(百万円)一点の計八作品。

 十二月に行われる予備審査で入選三十五点が選ばれ、来年三月の本審査で入賞作品を選ぶ。入賞・入選作品は来年六月開催のIFDA2014で展示する。

 応募方法など、詳しくはホームページ(http://www.asahikawa-kagu.or.jp/ifda/index.html)で。問い合せは開催委員会(TEL47―0655)まで。