ラトビアの高校生ら四人が七月二十二日、旭川東高を訪問し、地理の授業の中で同国の文化を紹介するなどした。
同校を訪れたのは、東川町と姉妹都市提携しているラトビア・ルーイエナ市の女子高校生三人と、東川町の国際交流員で同じくラトビア人のウナ・ヴォルコヴァさん(25)。東川町とルーイエナ市は、〇八年(平成二十年)に姉妹都市提携を結んだ。三人の高校生は日本語や日本文化を学ぶため、約一カ月ほど東川町に滞在している。
ラトビアの四人は、まず自国を紹介するビデオをスライドで上映。続いて高校生の三人が、自分たちの高校について、写真を見せながら英語で説明した。
四人はラトビアの特徴について「緯度は北海道より北だが、バルト海の暖流の影響で比較的温かく、雪も北海道より少ない」「国土には山が少なく、最も標高の高い地点で三八二㍍」と地理の授業にふさわしい話を披露した。
また、ラトビアの紙幣を示しながら、「ラトビアは来年からユーロを導入することが決まっている」と説明した。そのほか「ジャガイモ料理をはじめ、チーズやヨーグルトなどの乳製品が美味しい」「嵐の後には、バルト海の砂浜で琥珀がたくさん取れる」などと話していた。
授業の後半では四つのグループに分かれて交流。ラトビアの四人は「出来るだけ英語で質問を」と求め、東高の生徒たちも電子辞書やスマートフォンを片手に応じていた。