伊ノ沢スキー場を夏にも子どもの遊び場として活用する市の事業が十五日~十七日に行われた。流しソーメンやウオータースライダーなど、夏の遊びに子どもたちの歓声があがった。

 同スキー場の夏季活用は二季目。今年は近隣の神居東小学校の全児童約四百人を対象にどんな遊びがしたいかなどのアンケートを取った。ウオータースライダーや秘密基地作りという答えが多かったが、三人の児童が流しソーメンと答えていたのが「傾斜地である伊ノ沢にピッタリ」と採用された。

 流しソーメンは十五日と十六日に行われた。コースには三十㍍ほどの長さにつないだ雨どいを利用。職員が一番上と中間地点からソーメンを流すと、待ち構えた子どもたちと保護者たちが「来た、来たー」とすくい上げて食べていた。十五日は約八十人が参加。また十六日には旭川木彫工芸品協会会長の菅野秀雄さんを講師に「マイ箸づくり」が行われ、参加者が自ら作った箸で流しソーメンを楽しんだ。

 会場ではこのほか、ミニプールやミストシャワー、草むらの迷路、廃材を使った工作などの遊びが行われた。