遠軽町の北海道家庭学校の百周年を記念するチャリティーコンサートが九月五日(木)午後六時半から、大雪クリスタルホール(神楽三ノ七)で開かれます。実行委員会の主催。

 北海道家庭学校は日本の近代化社会事業の先覚者、留岡幸助によって一九一四年(大正三年)に設立された、国内唯一の民間の男子児童自立支援施設です。崩壊家庭など恵まれない環境に育った少年たちが、愛に満ちた独自の教育理念の中で成長し家庭へ、社会へと巣立っていきます。

 来年、設立から百年を迎えるのを記念して開くコンサートには、札響の三原豊彦(ヴァイオリン)や荒木聖子(ヴィオラ)、荒木均(チェロ)、飯田啓典(コントラバス)といった実力派弦楽器団員と、ピアノの中村由莉子が出演。「ピアノ五重奏イ長調『鱒』(シューベルト)」や「愛の挨拶(エルガー)」などを演奏します。旭川育児院の鹿野誠一院長も特別出演します。

 前売チケットは二千円(当日二千五百円)。玉光堂フィール旭川店、ヤマハミュージックリテイリング旭川店、こども冨貴堂、大雪クリスタルホール売店で扱っています。

 問い合わせは、実行委事務局(六条医院内 ℡22―8189)へ。