西神楽在住の高桑敦子さん(70)の刺し子展「時代裂・古布との語らい」が、ぎゃらりーきっさ"羅布(らぶ)(東光十四ノ二)で開かれている。
高桑さんは、子どもの頃から小物を作ったり洋服なども縫ったりしていた。独学でパッチワークを楽しみ、三十歳代で戸塚刺繍を習った。古裂に出会い、古い布を生かしたいと四十歳から刺し子を始めた。
草木染めや藍染、絣、大島などの布を使い、刺し子のデザインも豊富で深い味わいがある。布に合わせて糸を染めるなど、オリジナリティに富んだ手作りならではの優しさが伝わる作品ばかり。
年に一度の作品展は今年で十六回目。テーブルセンターやタペストリー、クッション、のれんなどの大作のほかに小銭入れ、ブックカバー、ふきん、コースターなどの小物もある。小物は二百五十円から。一㍍五十㌢四方のタペストリーは六万円。
高桑さんは「今回は赤い柄の布や、糸も赤や緑などを使ってカラフルな色合いの作品も多く出来ました。一年かけて楽しみながら制作した作品ばかりです」と笑顔で話す。
二十一日(土)まで。営業時間は午前十時から午後五時。定休日は日・月・祝日(予約があれば営業可)。問い合わせは、ぎゃらりーきっさ羅布(℡31―2558)へ。