小熊秀雄を「しゃべり捲くれ」講座が二十五日(水)午後六時半から、ときわ市民ホールで開かれます。
旭川ゆかりの詩人、小熊秀雄(一九〇一―一九四〇)の公募賞を運営する市民実行委員会(橋爪弘敬会長)が主催し、市井の研究者や小熊ファンを講師に迎えて開いている連続講座です。
二十一回目の講師は石川郁夫さん。元中学校教師で、同人誌「文芸北国」を主宰し、小説家として「魚吉の裁判」「隆司の夏」「地平を抱く」などの著書があります。実行委の運営委員で、小熊秀雄賞の最終選考会では司会を務めています。
講座では、小熊の代表的な長編叙事詩「長長秋夜(じゃんじゃんちゅうや)」を取り上げ、日本が朝鮮を実質的な植民地として支配していた時代、小熊が詩に託して表現した思い、作品の魅力について考察します。
参加費は、一般五百円(会員三百円)。実行委編纂の「小熊秀雄詩撰 星の光のように」をテキストとして使います。千円(税込み)。こども冨貴堂(七条買物公園)で扱っているほか、会場でも販売します。
問い合わせは、事務局の高田さん(℡61―2731)へ。