楽しい日も つらい日も、お弁当には幸せがつまっていた――。映画「スタンリーのお弁当箱」(インド・二〇一一年、一時間三十六分)の上映会が十二月八日(日)、シアターカンダ(三ノ八神田館三階)で行われます。旭川映画村(長原隆雄代表)の自主上映企画です。
舞台はインドの小学校。スタンリーは家庭の事情でお弁当を持ってくることができません。お昼休みは一人ぼっちで、水道水で空腹を我慢します。そんな彼を助けようと、クラスメイトたちは少しづつ自分のお弁当を分けてあげます。しかし、食い意地の張った先生に、そのお弁当を取り上げられてしまったスタンリーは――。
脚本を作らずに、「映画のワークショップ」と称して制作された、半ドキュメンタリー、半ドラマの映画。出演した子どもたちは最後まで映画の撮影だとは気付かなかったそうです。純粋な子どもたちの表情や美味しそうなお弁当が見どころ。子どもたちの友情を軸に、インドの格差社会の現状、教育や食について考えさせられます。
上映は、①午前十時から②午後零時十分からの二回。
チケットは、前売り千二百円(当日千五百円)。冨貴堂各店、こども冨貴堂、玉光堂旭川店、ジュンク堂のほか、あさひかわ新聞でも扱っています。
問い合わせは旭川映画村の長原さん(℡090―8896―9331)へ。