市民団体「旭山を活かす街づくり市民の会」(二川チエ子会長)が十一日、「一円玉募金」などで集めた十万円を手に市役所を訪れ、市の「あさひやま“もっと夢”基金」に寄付した。

 同会は〇七年(平成十九年)に発足し、現在は東旭川の市民有志を中心に百十三人の会員がいる。日頃は旭山の散策路の整備や植物の盗掘パトロールなどのボランティア活動を行っている。

 一円玉募金は今回で五回目。地区の農協や公民館などに設置した募金箱に集まった小銭に、同会が「気持ち」を付け足して十万円にして市に寄付している。当初は「旭山動物園の餌代に」と言い添えて渡していたが、近年では用途は限定していない。

 当日は二川会長から西川市長へ、たくさんの一円玉が入ったガラスのポットと目録が手渡された。西川市長からは感謝状が贈られた。

 寄付の後、今年行ったイベントの写真を市長に見せて会の活動の様子を伝えるなどした。また同会から弁当やおにぎり、赤飯、漬け物などを差し入れ、西川市長のほか佐々木恵一経済観光部長ら対応した職員らと一緒に昼食をとって懇談した。

 同会副会長の井田友三さんは「この寄付は出来る限り継続して行きたいと思っています」と意気込みを話していた。