山頭火の「おやじ」が直接指導
「家庭でつくれるプロ直伝のしょうゆラーメンとみそラーメン」講座が四日、ときわ市民ホール(五ノ四)の調理実習室で開かれた。
講師は国内外でラーメン店「山頭火」を展開する畠中仁さん(62)。あさひかわ新聞の主催で、六月に次いで二回目の講座。男性二人、女性十人が参加した。
講座は出汁作りからスタート。混合節と長ネギ、シイタケ粉、タマネギ、ニンニクを入れたパックで出汁を取った。その後、鍋にラードを溶かし、しょう油等を加えてスープを作る。各テーブルには畠中さんと山頭火のスタッフが付き添って細やかに指導した。受講者たちは熱心に取り組み、時には何度も質問を繰り返した。
スープが完成すると一斉に麺を茹でて完成したラーメンを試食した。元菓子職人の立野武さん(70)は「家庭ではあまり台所に立つことは無いのですが、これは楽しい。あっさりした味付けも私に合っています」と満足の表情。友人同士で参加した井澤美酉さん(31)と中根ふさ子さん(30)は一度料理教室に参加してみたかったと申し込んだ。「自分で作ったとは思えないほどの出来に大満足です。忘れないうちに二人でまた作ります」と声を揃えた。
畠中さんは「分からないことがあれば、いつでも店に連絡をください」と話し、受講者は残ったスープや具材、ラーメンをお土産にして、講座は終了した。