旭川冬まつりの大雪像の補修作業が七日夜、市消防本部のはしご車が「出動」して行われた。補修にはしご車を使うのは、冬まつり史上初めて。

 例年、大雪像の補修は、自衛隊が夜間に足場を組んで行っていた。今年の大雪像は、建築物などに映像を投影する「プロジェクションマッピング」を行うため、高さ十七㍍の巨大なスクリーン状の形をしている。垂直に立つ壁というこれまでにない形状で、かつ高さも例年より高いことから、足場の設置は危険と判断。はしご車が出ることになった。

 当日は消防本部の職員が六人、自衛隊は百七人の態勢で補修作業に臨んだ。幸い火災の出動が重ならず、はしご車は予定通りに会場へ。大雪像の最高部まで伸びたはしごの先端部に、消防署員一人、自衛隊員二人が乗って、荒れた壁面の補修にあたった。

 旭川冬まつりは、きょう十一日まで。午後七時からは、プロジェクションマッピングの映像に光と音、花火が加わるファイナルショーが行われる。