旭川泡盛の会が四日、旭川トーヨーホテル(七ノ七)で開かれた。市民有志の「旭川泡盛部」(難波俊哉部長)の主催で、今回が初の開催。

 北のまち旭川と南の沖縄の交流を深めるのがねらいだ。沖縄の酒造会社二十一社が協賛、七社の蔵元らも来旭。「泡盛の女王」、親盛明佳里さん(23)も駆けつけ沖縄と泡盛をPRした。

 約二百人の参加者は、沖縄料理と各酒造会社が持ち込んだ泡盛に舌鼓。「瑞穂」や「久米仙」といった泡盛はもちろん、ライチと泡盛でつくった「カフュール ライチ」(今帰仁酒造)やモヒート風の「琉球アワモヒート」(瑞穂酒造)など、泡盛の新しい味わい方も楽しんだ。

 ステージでは、沖縄と旭川の物産が当たる抽選会や、沖縄の伝統楽器三線(サンシンの演奏もおこなわれた。エイサーの団体「琉球舞団昇龍祭太鼓」のメンバー六人の踊りも披露され、来場者をステージに上げて「イヤーサーサー」の掛け声とともに太鼓を叩き、会場を沖縄の熱気で包んだ。

 三十代の会社員の女性は「泡盛は全種楽しみました。『乗りが悪い』と言われる旭川の人たちが、ステージで踊る姿にも感激です。次回も必ず来ます」と元気に話した。「泡盛の女王」親盛さんは「乗りの良さ、発音のイントネーションに意外なほど親近感を感じました」と笑顔。

 次回は九月十二日(金)、食べマルシェの前日により大きな規模での開催を予定している。事務局長を務める沖縄出身の伊波勲さん(48)は「大変な盛り上がりに感無量です。次回はもっと豪華に、規模も大きく開催します。楽しみにして下さい」と早くもPR――。