「地域密着人情銭湯」を掲げるフタバ湯(春光七ノ五)が六月三十日、北鎮小学校(松橋和幸校長、児童数三百九十四人)にドッチボール十八個を寄贈した。
加地経郎さん(54)が経営するフタバ湯は、北鎮小の学区内にある。「去年、増改築して銭湯を新しくしてから、お父さんやお母さんに連れられて来る小学生が増えました。数年前からは、二年生が社会見学の時間にウチを訪れています。三年前の三・一一を機に、いただく銭湯代金の中から一人十円ずつ貯めてきて、ある程度の額になったので、何かを…と考えたんです」と話す。
北鎮小に趣旨を話し、希望を聞いたところ「みんなで遊べるドッチボールを」となった。松橋校長は「子どもたちが喜ぶと思います。ボールは全学級に一個ずつ渡りますから、中休みと昼休み時間に使ってもらいます」と感謝していた。
ボールは学校が注文中で、今週中に届くことになっている。