終戦の日の十五日、「8・15 絶対に戦争をさせない道北集会とデモ行進」が市中心部で行われた。あさひかわ9条の会の呼びかけで、旭川弁護士会や護憲グループ、若い世代を中心に約八百人が参加した。

 市役所前広場に集まった参加者たちは、「戦争させない」「憲法違反ゆるさない!」と書かれたプラカードを掲げ、七条緑道や昭和通り、宮下通りなどをデモ行進した。

 最近若者たちが結成した「チームあんぽんたん」がこの日のために作詞作曲した曲「守りたい」を先頭の宣伝車で演奏し、参加者たちは「日常守ろう 憲法守ろう 子どもを守ろう」と歌った。買物公園を歩く通行人らは足を止めたり、歌を聞いた子どもが行進の列に手を振る姿も見られた。

 デモに参加するため札幌から来たという大学生の男性(22)は、「インターネット上の呼びかけを見て、札幌から友人と参加しました。歌を歌っている姿が平和的で旭川らしく、良かったですね。自分たち若者や子どものために、もっとたくさんの若者が参加するといいですね」と話していた。