夫婦漫才のおしどりマコケンと、詩人のアーサー・ビナードさんの話を聞く集いが十二日(土)午後六時半から、勤労者福祉会館で開かれる。市民グループ「チーム今だから」の主催。

 おしどりマコケンは、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の漫才コンビ。二〇一一年三月十一日以降、政府や東京電力の記者会見に出席し、鋭い質問を投げかけて注目を集める。フクシマの現地取材も積極的に行い、月刊誌「デイズ・ジャパン」のコラムやインターネットで発信し続けている。

 アーサー・ビナードさんは、米国生まれの詩人、エッセイスト。中原中也賞など受賞歴多数。憲法、沖縄、原発、環境などの問題に鋭い視点で切り込み、辛口な論評で知られる。小熊秀雄賞の選考委員の一人で、旭川とは縁が深い。

 ともに言葉で勝負する漫才コンビと詩人が、「ニッポンの漏らす力」と題して話す。ニッポンを漏らす、原発を漏らす、情報を漏らす――秘密主義の政府のもとで、私たちは本当のことを知らされない。原発事故の後、東電は真実を語らず、政府は汚染の状況も明らかにしない。そんな中で、私たちはどう戦えるのか、生き残れるのか。笑いながら、一緒に考える集いです。

 前売りチケットは千円(当日千三百円)、障がい者・大学生は五百円。高校生以下無料。こども冨貴堂(TEL25―3169)、きっちんらいる(TEL87―5046)のほか、あさひかわ新聞(TEL27―1577)でも販売している。