旭川いのちの電話後援会のチャリティーコンサート「『和と洋』秋の想奏…いのちをつむぐ音の糸」が十月三日(土)午後一時半から、旭川市公会堂(常磐公園内)で行われます。実行委員会の主催。
三味線の「和」とソプラノサックスの「洋」が競演するコンサートです。
三味線の新田昌弘は、札幌市出身。九八年(平成十年)津軽三味線東京大会中高生の部で優勝。その後二〇〇〇年(同十二年)から〇二年まで全国大会で三連覇し、アメリカやサウジアラビアなど世界を舞台に活動しています。和洋楽器が混在するバンド「Ezo’n」「SAWARABI」を結成し、古典的な曲をアレンジした音楽を若い世代に向けて発信するなどしています。
ソプラノサックスの遠藤稔は、旺文社主催全国高校生音楽賞で作曲部門優秀賞(二位)、アンサンブルコンクール大学の部サックス四重奏で全国大会金賞を受賞しています。大学卒業後は高校の音楽教師、音楽制作会社を経て、テレビ番組やCMソング、ゲームソフトの作編曲のほか、教会でチャペルコンサートなどの演奏活動を行っています。
当日は遠藤光希(カホン)、空閑興一郎(ジャンベ)も共演します。主な演奏曲目は「津軽じょんから節」「十三の砂山」「秋田荷方節」「ともだちのとり」「こきりこ節」「優喜の花」「東の道」を予定しています。第二部は、絵本「たいせつなみき」をスクリーンに映してのピアノ弾き語りです。
入場料は千円。チケットは、こども冨貴堂、旭川市民劇場、市民文化会館と大雪クリスタルホール売店、ジュンク堂書店旭川店で扱っています。問い合わせは旭川いのちの電話事務局(TEL25―2143)へ。