インド映画「めぐり逢わせのお弁当」(二〇一三年・一時間四十五分)の上映会が二十九日(日)、シアターカンダ(三ノ八神田館三階)で行われます。旭川映画村の百回記念上映会です。

 ――ムンバイでは、お昼どきともなると、ダッバーワーラー(弁当配達人)がオフィス街で慌しくお弁当を配って歩く。ある日、主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕を振るった四段重ねのお弁当が、早期退職を控え、妻に先立たれた男性サージャンの元に誤配送される。イラは空っぽのお弁当箱を見て、夫が全て食べたと喜び、サージャンは手作りの弁当の味に驚きを覚える。だがイラの夫の反応はいつもと同じ。不審に思ったイラは、翌日のお弁当に手紙を忍ばせる――。

 「六百万分の一」の確率で孤独な男女が巡り合う。詩的で情感あふれる物語は、従来のインド映画のイメージを変えたと言われ、二〇一三年のカンヌ国際映画祭の批評家週間で観客賞を受賞しました。

 上映は、午前十一時、午後一時半、午後四時。前売りチケットは千二百円(当日千五百円)、高校生以下は千円。市内の冨貴堂各店、こども冨貴堂、ジュンク堂書店旭川店、ホテルカンダ、コープさっぽろ(シーナ、ルミネ東光)のほか、あさひかわ新聞でも扱っています。

 問い合わせは旭川映画村(TEL23―3623)へ。