「三・一一 フクシマを忘れない」と題するシンポジウムが二十七日(日)午後二時から、勤医協一条クリニック(市内東光一ノ一)三階会議室で行われます。あさひかわ東地区九条の会の主催。「フクシマ」を考える五回目の企画です。

 基調報告は、元旭川工業高校教諭の高島信行さんが「福島原発はアンダーコントロールされているか」と題して話します。続いて、福島県生まれの獣医師・武藤健一さんが、昨年夏に故郷を訪ねた折に撮影した写真を使い、「ふるさと、福島は今」と題して報告します。

 その後、二人が体験を発表します。放射能を逃れて旭川に移り住み、七条買物公園でチーズ工房「ジャパチーズ」をオープンした長尾英次さんが「数字やデータに表れない原発事故の実害―旭川へ移住するまでの家族の思いと私の決断」と題して、また、四条買物公園で毎週金曜日に「反原発行動・金曜広場」を開催し続けている清水次幸さんが、百九十七回の金曜広場について、それぞれ語ります。

 参加費は二百円。午後四時ごろに終了する予定です。勤医協一条クリニックの駐車場が使えます。問い合わせは、事務局の前田さん(TEL・FAX35―8815)まで。