憲法を守ろうと活動する「あさひかわ北西9条の会」の設立十周年を記念する講演会が十九日(日)午後一時半から、北星地区センター(旭町二ノ八)で行われます。

 講師は、ジャーナリストの布施祐仁さん。一九七六年(昭和五十一年)、東京生まれ。北大経済学部卒。東電・福島第一原発の爆発事故の一週間後に現地に入り、収束作業に当たる作業員たちを取材するなど気鋭のジャーナリストとして知られます。著書に「日米密約 裁かれない米兵犯罪」(二〇一〇・岩波書店)、「ルポ イチエフ」(二〇一二年・岩波書店)など多数。

 「経済的徴兵制」 (二〇一五年・集英社新書)の著書がある布施さんが、「安保法制と『経済的徴兵制』」と題して話します。

 安倍政権は昨年九月、強引な手法で安保関連法案を成立させました。これまでの憲法解釈を百八十度変えて集団的自衛権の行使が容認され、自衛隊は米軍とともに海外の戦場に出て行く可能性が高くなります。一方で、グローバル経済の下、国民の格差はますます拡大し、貧しい若者たちは自衛隊に「志願」せざるを得ない状況が生まれつつあります。こうした「経済的徴兵制」が着々と進む現状を読み解き、私たちはどう行動すべきかを考える講演会です。

 参加費は、資料代として三百円。問い合わせは、伊東さん(TEL090―1536―4891)、または赤川さん(TEL54―5833)まで。