福島大学准教授の荒木田岳さんの講演会が八月三日(水)午後七時から、即成寺(五ノ二十五)で開かれます。市民グループ「チーム今だから」の主催。

 荒木田さんは、一九六九年(昭和四十四年)、石川県金沢市生まれ。地方制度史や地方行政論を専門とする研究者です。

 二〇一一年三月の東京電力福島第一原発の事故で被災。家族を新潟市に避難させ、自身は五月から除染作業に参加しました。「脱原発よりも、まず脱被曝」を掲げ、自主的な除染活動や学生の甲状腺検査、住民と県庁との対話集会を企画するなどの活動を続けています。

 二〇一四年、漫画誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)の連載「美味しんぼ」の「福島の真実篇」に実名で登場し、「除染しても福島には住めない」との発言が大きな波紋を呼びました。

 荒木田さんが「原発事故五年後の福島問題を考える」と題して話します。入場料は五百円。高校生以下は無料です。

 問い合わせは、こども冨貴堂(TEL25―3169)、または松浦さん(TEL080―5586―6486)まで。