日本で唯一人の「チェロ ソロ ジャズ奏者」と紹介されるチェロ奏者、吉川(きっかわ)よしひろ=写真=の公演が九月三日(土)午後七時から、東川町のギャラリーカフェ、叢舎(くさむらや、同町西十号北四十六)で、四日(日)午後三時からカフェMjuk(ミューク・緑が丘三ノ三)で行われる。

 吉川は、山形県鶴岡市の出身。生まれながら左耳に聴覚障害を持ちながら音楽家を目指す。〇三年、単身ニューヨークへ渡り、全米で演奏活動を開始。〇六年、ワシントンDC・ケネディセンターで公演、喝采を浴びる。同年、アメリカ・チェロフェスティバルに日本人として初出演。NHKテレビでドキュメンタリー「自由にチェロを奏でたい」が放送され大きな反響を呼んだ。クラシックでは無いチェロ奏者として独自の活動を展開している。

 毎年、北海道各地でコンサートや講演、障がい者施設、老人ホームなどの慰問などを行なっていて、叢舎での公演は、ほぼ二年に一度の間隔で、五回目か、六回目か…。チェロのソロパフォーマンスとトークが見ものです。

 三日が五十席限定で二千円。午後六時半、開場。問い合わせは、澤田さん(TEL82―4416)へ。四日が前売りのみ二千五百円(ワンドリンク付)、午後二時半開場。問い合わせは高島さん(TEL65―8605)まで。