デザイナーの阿部路子さん(よつば舎主宰)の絵と、あさひかわ新聞連載「北海道方言考 新なまってんだべか」を組み合わせたカレンダー「みちことみのるの くいしんぼうカレンダー2017」が完成し、販売を始めました。

 阿部さんは、旭川を拠点に、帯広や札幌、名古屋、台湾などで仕事をする売れっ子デザイナー。あたたかくて、ゆるいタッチの絵なのに、なぜか本物みたいで、不思議になつかしい感じがして、ほわあっとした気分にさせてくれます。

 「なまってんだべか」は、編集長の工藤稔が(K)の署名で書く、創刊以来の長寿コラム。食べ物や失恋の思い出、家族・友人の話を北海道弁を織り込みながらつづります。

 二人の合作カレンダーは二〇一五年に始まり三年目。今年の表紙は、「おちょこ」いろいろ。二カ月ごとに、阿部さんの好きな食べ物、料理、お酒の肴の絵と、例えば「たなぐ」とか、「うるかす」とか、北海道方言の物語が一作。

 A4判で、角が丸い形。デザインは造形作家の藤井忠行さん。印刷は、あいわプリント。

 こども冨貴堂(七条買物公園)とソラマチマーケット ラソラ(東神楽町ひじり野・アルティモール内)、あさひかわ新聞(八ノ六・TEL27―1577)で販売しています。一部千二百円(税別)。