オープンから五十年目のシーズンを迎えたぴっぷスキー場のセンターハウスがリニューアルされ一日、スキー場の開場式と合わせてオープニングセレモニーが行われた。

 この日はスキー場のシーズン初日ということもあり、たくさんのスキーヤーが来場。開場式で伊藤喜代志町長が「今年も安心安全にスキーを楽しんでください」と呼び掛けてリフトが始動すると、オープンを待ちわびていたスキーヤーたちが次々にリフトに乗り込んでゲレンデに向かった。

 センターハウスのオープニングセレモニーでは、公募した愛称が発表された。百二十二通の応募から、野川強さん(63)の「スキップ」が選ばれ、伊藤町長から記念品が手渡された。野川さんは「愛称は『スキー』と『ぴっぷ』を合わせて思いつきました。昔からこのスキー場が大好きで、かれこれ三十年通っています。教員時代に、本州から転校してきた生徒に教えるために通い、滑れるようになった思い出があります」と笑顔で話していた。

 セレモニーの後、伊藤町長は「五十年を迎えるスキー場の初日からたくさんのスキーヤーに楽しんで頂けるのは有難い。センターハウスも含め、色々な環境も整って、少しずつ明るい兆しが見えてきた気がしています」と話していた。