大雪と石狩の自然を守る会が主催する「大雪山フォーラム」が三月十八日(土)午後一時半から、大雪クリスタルホール(市内神楽三ノ七)レセプション室で開かれます。

 十八回目のフォーラムの講師は、多田多恵子さん。植物生態学が専門の多田さんが、「したたかな植物たち―生きる工夫と巧みな戦略―」と題して、大雪山系の高山植物の不思議な生態を中心に話します。

 多田さんは東京生まれ、東京育ち。東大理学系大学院博士課程修了、理学博士。植物たちの生き残り戦略、虫や鳥、、動物との関係の研究を続けています。東京農工大、立教大、国際基督教大で兼任講師を務めるほか、自然観察会や講演会で全国を飛び回っています。

 著書に『したたかな植物たち―あの手この手のマル秘大作戦』(SCCライブラリーズ)、『葉っぱ博物館』(山と渓谷社)、『里山の植物ハンドブック』(NHK出版)など多数。

 講演の後、会場の参加者と意見交換をします。午後四時半までの予定。入場は無料ですが、資料代として三百円。

 問い合わせは、守る会の寺島さん(TEL65―1940)へ。