市内の高校演劇部員で作る劇団「氷点華」の三年生十九人が「笑劇団SUSUKI」を結成し、三月五日(日)、市民文化会館小ホールで卒業公演を行います。

 演目は、旭北高の木戸拓冶(たくや)さん(18)が書き下ろした「Re member(リメンバー)」。成人式終了後の飲み会で、ダイエット部と大食い部が偶然に再開し、そこから繰り広げられるドラマを描いたラブコメディーです。

 「SUSUKI」は、smiley(笑顔の)、unique(独特な)、spectacular(人目を引く)、ultimate(究極の)、keen(熱心な)、intimates(親友たち)の頭文字を取ったもの。植物の「すすき」の花言葉の意味も込められています。

 昨年夏に本格的に準備を始めました。定期公演は先生の応援を受けながら作り上げますが、卒業公演は全て自分たちの手で行うため、練習の傍ら、会場の手配やチケットの作成、広報活動なども行っています。三年生ということもあり、進路の準備やアルバイト、自動車学校などそれぞれ忙しい中、ときにはぶつかり合いながら準備を進めてきました。

 座長の石田香蓮さん(18・旭農高)は、「一年生のときに卒業公演を見てとても感動し、自分のときもやりたいと思い、少しずつ準備をしてきました。卒業後は演劇を続ける人も、離れる人もいます。三年生が自分たちで立ち上げて作った公演を、たくさんのお客様に見て、楽しんでいただきたいです」と話しています。

 午後四時半開場、五時開演。入場料は三百円(小学生以下は無料)。前売りチケットも同額で、まちなかぶんか小屋(七条買物公園)、ギャラリープルプル(同)で扱う予定です。チケットの問い合わせはメール(susuki0305@yahoo.co.jp)で。

 公演までのカウントダウン画像と毎日の練習風景を、ツイッター(@gekidanSUSUKI)で発信しています。