旭川や札幌、士別の劇団が集まり、短編演劇を上演する「旭川豆芝居4」が三月四日(土)と五日(日)、市公会堂(常磐公園内)で上演される。まちなかぶんか小屋推進協議会の主催。

 旭川と札幌の六つの劇団が「嫁いだ5人の姉たちと婿にいく弟のものがたり」と題した、六つのショートストーリーを上演する。「御料家」の末弟と父、結婚している五人の姉たち、それぞれの人物が主人公となった話を、それぞれ違う劇団が演じるという試みだ。

 「旭川豆芝居」は二〇〇三年(平成十五年)と〇四年(同十六年)に開催した。その後、会場や経費の都合などで中断していたが、昨年に復活し、好評を得たことから今年も開催を決めた。脚本は各劇団が書いたものをシャッフルし、それぞれ別の劇団が演じる。すべての劇団が揃うのは上演当日。劇団同士の交流や刺激にもつながる企画だ。

 まちなかぶんか小屋の有村幸盛さんは、「昨年の開催では函館や札幌の劇団が勢いある劇を披露してくれました。それに刺激を受けたのか、今回は旭川の劇団が、レベルの高い作品ができていると感じています。特に二十代の脚本、演出が見どころです」とPRしている。

 出演は、劇団fire works(ファイヤーワークス・札幌)、T☆S Project(ティーエスプロジェクト・旭川)、劇団トムトムキロル(同)、W・HAPPY(ダブルハッピー・同)、旭川ステージワーク(同)。他にも、劇工舎ルート(同)、劇団東京都鈴木区(同)、劇団SK―MIX(同)、森組(滝川)やコンカリエーニョ(札幌)、舞台美術工房ドットライン(士別)などが協力する。

 チケットは一般千円、高校生以下とぶんか小屋会員八百円。テーマにちなんだ「ファミリーチケット」は、学生が一人いると四人まで二千五百円。こども冨貴堂(七条買物公園)、まちなかぶんか小屋(同)、ジュンク堂書店旭川店(一条買物公園)、市民文化会館売店(七ノ九)で販売している。

 四日(土)は午後七時、五日(日)は午後一時に開演する。問い合わせは、まちなかぶんか小屋(TEL23―2801)まで。