比布町の食材をふんだんに使った「おにぎらず」作り交流会が二十五日、比布町福祉会館(比布町北町一)で開かれた。町の生産者と消費者の交流を目的に活動している田園交流推進会議(久保正敏会長)の主催。

 「おにぎらず」は、お米版のサンドイッチで、ご飯で具をはさみ、海苔で包む料理だ。ラップを使って包むので握るという工程はない。

 昨年行われた「ホクレン無洗米親子レシピコンテスト『おにぎらず』をつくろう」でグランプリを受賞した寒河江紗希(さがえ・さき)さん(33・町職員)を講師に、約四十人の町民が参加した。

 この日作ったのは寒河江さんが考案してグランプリを受賞した「いちごが香るぴっぷの彩りおにぎらず 肉巻き」。特産のイチゴのジャムや卵、野菜などをふんだんに使ったおにぎらずだ。

 久保会長は「比布町には様々な美味しい食材があります。我々はそれをいかにして発信していくかを考えて、この交流会を十一年前から行っています。今日のおにぎらずも比布の食材をふんだんに使っているので、ぜひ一度食べて頂きたいです」と話していた。

 また、講師の寒河江さんは「今日の交流会をきっかけに、家庭料理としても楽しんで頂ければ嬉しいです」と笑顔だった。