比布町の農園で二十五日(日)からイチゴ狩りが始まる。町内の八農園で楽しむことができる。

 今年は四月から五月にかけて気温が上がらなかった影響で、全体的に熟成が遅れているが、農園の開園時には甘くておいしいイチゴが収穫できそうだ。香り高く実が柔らかい「宝文(ほうこう)」と、ドカンとくる甘さが特徴の「けんたろう」の二つの品種を楽しむことができる。

 生産者の一人、生駒農園の生駒利明さんは「たっぷりと栄養を蓄えた朝一番の収穫がおススメです。ぜひ、早起きしてイチゴ狩りを楽しんでください」と笑顔で話している。

 営業時間は午前八時(一部六時)から午後六時。雨天でもビニールハウス内でイチゴ狩りが楽しめる農園もあるが、長靴の用意を勧めている。お目当ての農園に、イチゴの生育状況を問い合わせてから行くと間違いない。

 イチゴ狩りは七月九日(日)までを予定。入園料は各農園共通で八百円(未就学児は五百円)。イチゴの持ち帰りは別途料金が必要。

 農園の情報は同町役場のホームページ(http://www.town.pippu.hokkaido.jp )で公開中。ホームページ以外に役場産業振興課(TEL85―2111)も問い合わせに答える。