暑中見舞いはがきや郵便ポストの移り変わりが分かる展示が、永山郵便局(永山二ノ十八)で行われています。

 「かもめーる」を取り扱う郵便局の一つとして、七十年近い暑中見舞いはがきの歴史を地域の人に知ってもらい、また職員の知識も深めるのが目的です。

 一九五〇年(昭和二十五年)に発行された第一号の暑中見舞いはがきをはじめ、歴代のはがきを展示しています。第一号はがきの裏面はトンボが大胆に配置されるなど、現代でも十分に通用するデザインが印象的です。

 郵便ポストはミニチュアを展示しています。明治時代に使われた真っ黒の「黒ポスト」から、愛嬌のある丸型ポストなど、郵便ポストの移り変わりが分かる内容です。あわせてフランス、中国、タイ、オーストラリアなど世界各地のポストのミニチュアも展示しています。

 また切手の展示コーナーでは、同郵便局OBの宮原光衛さん(84)が収集した切手を展示しています。「ふるさと切手」「花切手」「趣味週間切手」などのシリーズものをはじめ、「見返り美人」「月に雁」、また沖縄が日本に返還される前の琉球切手など、宮原さんが長年かけて集めた興味深い切手が並んでいます。

 同郵便局の髙見俊幸局長は「年配の方には懐かしく、若い人たちには郵便の歴史が分かります」と来場を呼び掛けています。

 三十一日まで(土日祝を除く)。午前九時~午後三時。問い合わせは永山郵便局(TEL47―0589)へ