道税理士会旭川支部の研修会が二十三日、旭川グランドホテルで行われ、西田昌司・参議院議員が「北海道新幹線旭川延伸を問う」と題して講演会した。西田氏は京都府選出。与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム・北陸新幹線整備検討委員会の委員長を務めている。

 西田氏は「経済の失われた二十年は、政府が地方の時代だとして、財源を地方に分散し、国や地方が予算を引き締めたことが原因」と指摘。今後は「長期的な展望に立ち、公共投資をはじめ新幹線に対する予算枠を大きく増やすことでGDPが伸び、経済が良くなる。そのために増税は必至」と語った。

 また、「北海道新幹線を実現するためには、鉄道分割後の三十年を検証し、JRを一つにした、JRホールディングスを作らなければならない。上場しているJR三社の株式を政府が買い上げても約七兆円。年一千億円の配当があり、損をすることはない。このことを党内でも訴えていく」と主張した。