髙砂酒造(宮下十七)が二十二日、美瑛町美馬牛の山中で、搾り立ての原酒をタンクに入れたまま貯蔵する雪囲い作業を行った。

 雪の中に埋めたのは、七㌔㍑と六㌔㍑のタンク各一本。それぞれのタンクには、北海道産の酒造好適米「吟風(ぎんぷう)」を使った「純米雪中貯蔵酒 雪のゆりかご」、同じく「彗星(すいせい)」で仕込んだ「本醸造雪中貯蔵酒 大雪 」の二種類が詰められている。

 同社の廣野徹企画部長は「今年は例年に比べて雪の量が多く、雪囲いには最適でした。これから約百日間かけてじっくり熟成すれば美味しい酒が出来上がると思います。皆様にお届けできるのが楽しみです」と話していた。

 貯蔵した酒は、九十日から百日後に掘り出して瓶詰めし、四月から五月にかけて店頭に並ぶ。問い合せは髙砂酒造(TEL23―2251)まで。