沖縄の名護市辺野古、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、連日、新基地建設に反対する座り込みが続いている。その運動のリーダーの一人、山城博治さん(65)の講演会が二月十一日(日)午後二時半から、旭川トーヨーホテル(七ノ七)で開かれる。道北平和フォーラムなどの主催。

 山城さんは一九五二年、沖縄県具志川市(現うるま市)生まれ。法政大学社会学部卒。自治労沖縄県本部副委員長などを経て、二〇〇四年から現職。辺野古新基地や東村高江・ヘリパッド建設に反対する運動の先頭に立つ。

 二〇一六年十月十七日、米軍北部訓練場(東村、国頭村)に侵入し、有刺鉄線を切断したとして器物損壊の現行犯で逮捕された。同月二十日、沖縄防衛局職員にけがを負わせた疑いで、公務執行妨害と傷害の容疑で再逮捕。同年十一月二十九日には、キャンプ・シュワブのゲート前で、工事資材の搬入を阻んだとして、威力業務妨害の疑いで再逮捕され、勾留は約五カ月に及んだ。

 山城さんが、「裁判闘争報告会」と銘打ち、「まごうことなき『不当弾圧』に屈しない―戦争と基地のない沖縄を―」と題して話す。講演会は二時間の予定。

 入場無料。誰でも聴講できる。問い合わせは、事務局(TEL22―1178)へ。