ドキュメンタリー映画『憲法を武器として―恵庭事件 知られざる五十年目の真実』(稲塚秀孝監督・百十分)の上映会が三十一日(土)、旭川建設労働者福祉センター・サンアザレアホール(五ノ六)で行われます。実行委員会の主催。

一九六二年(昭和三十七年)十二月、恵庭町(現恵庭市)の自衛隊島松演習場の近くで酪農業を営む野崎健美(たけよし)さん、美晴(よしはる)さん兄弟が、演習場の通信線を切断した。ジェット戦闘機の爆音や大砲の騒音によって、牛の乳量が激減し、家族は健康を害し、交渉しても約束が守られない状態に、やむにやまれぬ実力行使だった。自衛隊の違憲性を真正面から問うことになる「恵庭事件」だ。

映画は三年半に及ぶ公判と、野崎兄弟に「無罪」の判決が下されてから五十年を経て、その真実に迫ろうとするドキュメンタリーです。

上映は①午前十時、②午後三時、③同六時半の三回。②と③の間に、稲塚監督が製作秘話などを話します。

前売りチケットは千円(当日千二百円)。大学生・障がい者は五百円。高校生以下無料。

こども冨貴堂(七条買物公園TEL25―3169)、あさひかわ新聞(八ノ六TEL27―1577)などのほか、実行委員が扱っています。