現代社会に生きる若者たちが抱える“生きづらさ”について考える講演会が十二日午後一時半から、勤労者福祉会館(六ノ四)サンアザレアホールで開かれます。旭川地区保護司会の第一回目の自主研修会ですが、誰でも聴講できます。

 講師は、社会学者の土井隆義さん。一九六〇年(昭和三十五年)、山口県生まれ。筑波大学教授です。

 専門は、犯罪社会学、法社会学、逸脱行動論など。著書に、『つながりを煽られる子どもたち』、『少年犯罪〈減少〉のパラドックス』、『キャラ化する/される子どもたち』(以上、岩波ブックレット)、『人間失格?』(日本図書センター)、『友だち地獄』(ちくま新書)ほか多数。

 今の若者たちが抱えている生きづらさの内実と、その社会的背景について、青少年犯罪などの病理現象を糸口に、人間関係論の観点から深く考察している土井教授が話します。

 保護司の一人は、「私たち保護司だけでなく、教育関係者などにも聞いてほしい講演会です。ぜひどうぞ」と呼びかけています。参加無料。申し込みの必要はありません。直接会場へ。