旭川理容美容専門学校(四ノ十二)の学生たちによる「理容・美容フェスティバルが九月二十四日、旭川市民文化会館で行われ、学生八十七人がステージで躍動。将来、同校に入学を希望する中学・高校生や父母、卒業生など約七百人の観客が集まった。

 フェスティバルは七部構成。学生のステージだけではなく、高校生やプロの理美容師などが登場し、会場を盛り上げた。

 第一部の「ティーンズファッションコレクション」では、市内外から九組の女子高生が参加し、それぞれテーマを設けたファッションを披露。投票権を持つ観客と特別審査員にアピールした。投票の結果、グランプリには、稲井佳音さん(鷹栖高二年)が、準グランプリに外崎愛海さん(旭商三年)が選ばれた。「緊張したけどいざステージに上がると頑張ろうという気持ちになり、全力でやり切りました。グランプリを獲れて嬉しいです」(稲井さん)、「準備期間は不安や葛藤もあったけど、出場すると自信にもなったし、いい経験にもなったので良かったです」(外崎さん)と笑顔で話した。

 第二部は、一年生が行うヘアメイクショー。入学して半年の学生たちが全力でステージをつくり上げ、堂々とした姿を披露した。

 三部は二年生による同ショー。衣装やメイクはもちろん、ステージ演出や構成なども学生たち自らがプロデュースした舞台で、学生生活の集大成で観客を魅了した。自分たちが思い描く「美」を世界に拡散したいという想いをステージで表現したグループ「♯spread」が最優秀を獲得した。

 フィナーレでは生徒代表の菅野里歩さん(二年)が「今年のテーマは『夢その先にあるもの』でした。私たちの夢はまだまだ途中です。皆さまのお陰で最高のステージをつくることが出来ました。私たちはこれからも夢に向かって歩き続けます」と締めくくった。