ボッチャ体験会が十八日、永山市民交流センター(永山三ノ十九)大ホールで行われた。スポーツ交流で誰にもやさしい旭川を考える会(五十嵐真幸代表)の主催。

 永山地区では初めての体験会には約六十人が参加した。

 ボッチャはヨーロッパ発祥のスポーツで、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ六球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競う競技。

 四肢麻痺の重度機能障がい者のために考案され、パラリンピックの正式種目になっている。最近は障がいの有無にかかわらず、誰もが楽しめる競技として人気が高まっている。

 主催者からルールの説明があった後、三人で即席のチームを構成し、三つのコートで競技を楽しんだ。一回の競技時間は約十分。終了ごとにチームのメンバーを入れ替え、全員が競技した。

 参加者からは「ルールが分かりやすくて、とても楽しかった」「年齢に関係なく、誰でも楽しめる」「地域の老人会や地区会館でもやってみたい」などの声が聞かれた。来月十六日にも、同会場で体験会が予定されており、「また来たい」という参加者も多くいた。

 永山地区では来年、まちづくり推進協議会(井上靜幸会長)の事業の一つとして、バリアフリータウン永山実行委員会(本間健司会長)が主催し、ボッチャとウィルチェアーアジャタ(車椅子玉入れ)の体験会を一月から三月まで、毎月開催する計画を立てている。